2018年06月02日
ボロボロの和斧をメンテナンスしてみる・2
おはこんばんにちわ。
Daisukeです。 (  ̄´▽` ̄)
前回でサビサビの斧頭の深錆を落とすところまで施工しましたので、今回はハンドルの交換を行います。
ハンドルを乾燥させた広葉樹の木より削り出して1から作ってみたい気持ちはあるのですが、私自身、斧のレストアは初めてなのでハンドルは元々付いていた古いハンドルと似たサイズのものを某オークションサイトより調達しました。
ハンドルを調達する際には後に調節加工することを前提に少し長めのものを探してきました。
今回の作業に必要なものはナイフと鉛筆、それと写真には写ってないですがノコギリと適当な角材の木っ端です。
※この記事は2018/6/1にBushCraftInc.さんのブログ記事で私が書かせていただいた内容と重複します。
まずは斧首の穴のサイズに近づけるためにハンドルの先端左右両面を削りすぎない程度にスライスして斧首の形をざっくり整えていきます。
ある程度まで削れて先端が穴に通るようになったら、濃いめの鉛筆で穴の内側を塗るように擦ります。
これを削りかけのハンドルの先端に引っかかるところまで押し込んでから抜くと
引っかかっている部分に鉛筆の跡が付着しますので、この部分をまた削って、差し込んで、跡を削って・・・の繰り返し。
たまにハンドルの中心軸と斧刃の線が真っ直ぐになっているかを確認して、傾いているようなら反対側を削って微調整しながら納得いくところまで通していきます。
一見完成しているように見えますが、このままでは簡単に抜けてしまいますので、次にクサビを作ります。
適当な角材を斧腹の幅と同じかそれよりも少し長いくらいのサイズで切り出し。
切り出した角材ブロックの厚さ4~5mmくらいの位置で繊維に沿うようにナイフを宛がって峰を軽く叩いてあげれば、小さい木の板が出来上がります。
この小さな木の板をテーパー状にナイフで加工していきます。下写真では撮影の都合上中空で削っていますが、実際には作業台の上で削ります。
クサビの準備はできましたので、先ほど削りあげたハンドルから斧頭を一端引き抜いて万力に固定し、縦に切り込みを入れていきます。
あとは先ほど作った板状クサビを木槌で丁寧に打ち込み、突き出た余分な部分をノコギリで切り落としたら、ハンドル交換は完成です。
ここまで作業した状態で、安全にしっかり考慮した上で何度か思いっきり振ってみたり、薪割り台に叩きつけてみたりとテストしましたが、ズレやグラつきも全く無さそうでしたので自己流によるハンドル交換はどうやら成功したようです。
さて、次は刃の修正に取り掛かりますが続きは次回。
ではまた (  ̄´▽` ̄)ノ
ボロボロの和斧をメンテナンスしてみる・1 (前回)
ボロボロの和斧をメンテナンスしてみる・3 (次回(未掲載))
第二弾、お待ちしておりました!
>削り出して1から作って
+(0゚・ω・) +
ってさすがに難しいですよね(笑
いたちのサビサビなマサカリも柄をどうしようか思案していますが
似たサイズの柄をどこかで調達するのが近道なんですね(`・ω・´)φ
ナイフで柄を削るの図、右下のバレがWGシリーズのカラビナですね(*´艸`)
楔作りもわかりやすかったので、とっても参考になりました!
次回も期待してお待ちしております!
自分で木を探して一から作ることも考えたのですが、なにぶん初めての挑戦なので変に背伸びするよりは専用に作られた物を応用した方が安全性も見栄えもいいだろうと判断して交換用ハンドルを購入してきました。
ハンドルだけならグレンスフォシュやウェッターリングスのような有名ブランドのものでも安価ですからね。
WGシリーズのカラビナ>
タイマー使わず片手撮りで横着するとたまに写っちゃうんですよねぇ(  ̄´ω` ̄;)
ほんの少しだけ写っちゃってるだけならフォトショで消しちゃうんですけど、がっつり写っちゃってるからもういいかなって。