2016年06月22日
スノーピーク・フィールド三徳包丁買ってみた
おはこんばんにちわ。
今さらマイ包丁を持ってないことに気が付いた、Daisukeです。
(  ̄´▽` ̄) まあ、大した料理してなかったからね
野外で食材をカットする時は刃厚の薄いアウトドアナイフで代用していたのですが、やはり餅は餅屋。
適材適所ということで調理のみに使う刃物が欲しくなりましたので、一本購入することになりました。
結果、特に深く考えずにポチったスノピの三徳包丁が今手元にあります。
私はスノピ信者ではありませんので、殆どスノーピーク製品は持っていません。
(  ̄´▽` ̄) 持ってるのはステンレスカップ1つとペグ数本だけ
ブランド力に定評のあるスノーピークですから、きっといいものに違いないと期待を込めて、よく下調べもせずに購入。
価格は税込みで¥5,300くらい。
お店に在庫はあったようで、翌日には手元にとどきました。
うーん・・・こんなもんでしょうか・・・。
ナイロン張り合わせのシースのせいか、はたまた無駄にエンボスの深い硬質プラスチックのハンドルのせいか、イマイチ第一印象がよくありません。
大きさとブレードの形状、そして重さやバランスは料理包丁として使い易い形状で、そこは期待通り。
改めて調べてみると、鋼材はSUS440とスノーピークのホームページに記載されてますね。
SUSはSpecial Use Stainlessの略で、スペシャル(特殊)と名はついているもののステンレス鋼として特別珍しいわけでもありません。
440系ステンレス鋼材は安価な量産型ナイフによく使われるアメリカで開発された鋼材。
一口に440ステンレスといっても、炭素の含有量によってA~Cのランク分けがあるはずです。
Aは錆びには強くなりますが、切れ味・刃持ちが犠牲になります。
Cは切れ味・刃持ちはよくなりますが、耐食性(錆びにくさ)が犠牲になります。
AかCならそれだけでセールスポイントとなりますので、440の末尾にアルファベットが表記される(440C・440A等)のが一般的ですが、スノピの包丁にはそれがありませんので、どっちつかずの440Bだと推測されます。汎用型料理包丁としては十分です。
(  ̄´▽` ̄) そこそこ錆に強く、そこそこ刃持ちする
箱出し時の切れ味はコピー紙テストは滑らかに切れて問題無くパスできますが、2mm以下の薄いブレードならあたりまえのことですので、特に驚きません。
大切なのは食材を切り続けた際の刃持ちですが、仮に440Bであるなら特別刃持ちがいいということもなさそうですが、砥ぎ易い鋼材のはずですのでフィールドシャープナーかシャープニングロッドがあれば常に切れ味を保ったまま野外で使えそうです。
続いてハンドル(持ち手)。
現物を見るまではてっきり硬質ラバーかと思っていましたが、普通の硬質プラスチックでした。
滑り止めと思われるエンボス(窪み)が深いので、キャンプ場で土の上に落そうものなら、完璧に洗うのが大変そうです。
バット(底部)のプラスチック特有の製造過程で出来るバリも量産品であることを匂わせます。
色々残念なナイロン製のシース。
無駄に全体を立体的にしてしまうループ。
位置的にベルトループかと思ったのですが、包丁をベルトに帯刀することは普通に考えてありえませんので、恐らくは置いた時にハンドルを地面から少しでも遠ざけて衛生を保つための工夫かと思われます。
しかし、これのせいで携行性・収納性が損なわれています。
(  ̄´Д` ̄) せめて脱着式ならいいのに
ループも含め、ホールドベルトなどにもマジックテープを多用しているのも残念なポイント。
生産コストを抑えるためなのかもしれませんが、マジックテープの多様は安っぽく見えてしまうのでできれば避けて欲しかった。
縫製の目も粗い。
意図があってのことなのでしょうか。
全体的な大きさに対してスティッチの目が大きいように感じます。
そのせいか、先端の曲線部分の縫製が不自然な角度を描いてしまっています。
よくよく見るとアッパーとロアーの合わせ面も少しずれてますね。
この包丁、送料含めると¥6,000くらいするわけですが、製品の質として価格に見合っているかと言われると首をかしげざるを得ません。
ホームセンターの2~3千円の包丁にスノピのブランドマークつけたらこの価格になったという印象です。
特別スノーピークファンでもない限りは、あえてこれをチョイスするメリットは無さそう。
アウトドアで使うなら、世間的にも評判のいいスノーピークのマナイタセットの方が収納・携行という面も含めて使い勝手がいいように思えます。
ともあれ、せっかく買ったわけですからどうにか自分なりの落としどころを見つけて、アウトドアクッキングを楽しんでみたいです。
ではまた (  ̄´▽` ̄)ノ
写真で見る限りは普通の包丁感がありますね。
ケースがいいのかと思いきや微妙っぽいのでブランド力ってすごいなーと思います。

実際ブログを書いた後にじゃがいも皮むきをやってみましたが、やはり切れ味も普通の包丁でした。
シース(ケース)も特別優れた物というわけではなさそうですので、約6千円という価格は、まさにブランド力のなせるワザのようですね。
