2017年06月27日
ブナの森歩き・三国山~立山(山梨県)ハイキング
おはこんばんにちわ。
Daisukeです。 (  ̄´▽` ̄)
6/24土曜日。本当なら土日にかけてソロキャンプに行こうかと思っていたのですが、予報を見る限り土曜日は晴れるものの日曜日がほぼ雨天確定のようなので、急遽土曜日の予定を変更してソロハイキングしてきました。
(  ̄´▽` ̄;) 雨キャンプも乙ではあるんですけど、後片付けが面倒くさくて・・・
今回は以前のハイキングコースの丁度反対側のコースにあたる山梨県は山中湖の南側にある山を尾根伝いに縦走です。
今回のコースは富士五湖の一番東にある山中湖の南側の低山の尾根を歩きます。
神奈川県と山梨県の県境の一つである三国峠がスタート地点です。
峠には無料の駐車場(?)がありますので、空いていれば悠々とマイカーを停車しておけます。
9時過ぎにスタートです。計算通りなら正午くらいには目的地の立山に着けるはずです。
峠からのスタートなので、標高は最初から1168mで、今回のコースで一番高いところでも1383mですので、標高差はあまりありません。体力的にも易しめな山です。
入山すると初っ端からブナの森。
丹沢山塊は場所によってはスギとヒノキの暗い針葉樹の森が延々と続くこともあるので、広葉樹の明るい森は歩いていて気持ちがいい。
季節は既に夏山に入ってますので深緑の森ですが、新緑や紅葉のシーズンならきっと綺麗でしょうね。
ブナの葉に日光を遮られているので、下草はあまり生えていないようですが、ツルシロカネソウとフタリシズカがしばしば見られます。
三国峠から三国山山頂までは、ややシャンとした登り勾配が続きますが、2,30分の辛抱です。
登山者が通った跡であろう登山道はありますが、下草も無く木の根が広く張り巡らされた斜面ですので、自分の歩きやすい足場を探しながら歩くことができます。
一定の勾配で登りきるとそこがもう山頂です。
今のような夏場は葉にさえぎられて景観がないですが、以前冬場に来た時は南東側に小田原の街と相模湾が見えました。
景色を楽しみたいのなら、葉の無い季節の方がいいかもしれません。
さて、ここからは西(大洞山方面))に向かって稜線歩きになります。
前回の高指山~菰釣山間のように、うんざりする程の登って下っての繰り返しを覚悟していたのですが、拍子抜けする程傾斜の無い広く明るく歩きやすい森が続きます。
(  ̄´▽` ̄) 「山歩き」というより「森歩き」と表現した方がしっくりする程勾配が少ない
下草も殆ど無いですが、登山道の脇には人の顔よりも大きな葉を携えた低い草がそこかしこに目立ちます。
この大きな葉はバイケイソウというユリ科の毒草。トリカブトのようにアルカロイド系の毒を含みます。
ここまで育ってしまうと間違えることはないと思いますが、若芽の内はギョウジャニンニクに似た姿をしているので、毎年少なからず誤食による中毒例があるそうです。
(  ̄´Д` ̄) 私は春の山菜取りでもギョウジャニンニクの採取はしないので、問題ないですが
他にも、どこの山にも生えてるテンナンショウ(マムシグサ)やヤマトリカブト、タケニグサなど毒草はそこかしこに生えてましたが無暗に経口摂取にしなければどうと言うことはありません。
ただ、山の幸を楽しみたい場合、「どの野草が食べられるか」よりも「どの野草が毒なのか」を知ることの方が重要なので、毒の知識は深くしておくにこしたことはないと私は考えます。
後も同じような景色、同じようななだらかな勾配を歩いていると道の脇に一本の杭が。
楢木山山頂と書かれてますね。Googleマップにも載っていません。
正直、殆ど平らな道を歩いてきたので「山頂」と言われてもピンときませんが、ここもピークのようです。
ここからやや下って登っての勾配になります。
と、言ってもそれでも大した勾配ではないのですが。
登り勾配の途中、朽ちたブナの木にたっぷりとキノコを見つけました。
残念ながら、キノコの判別には全く自信がないので、種類まではわかりませんが、なんとなく明るい森に生えるキノコの雰囲気が良さげだったので写真をぱちり。
これ何てキノコでしょ?
(  ̄´Д` ̄) キノコにも詳しくなりたい
ほどなくして今日のコースの最標高である大洞山に到達。道のりはまだ半分程度ですが、高低差が殆ど無い分時間にも体力にも余裕があります。
(  ̄´▽` ̄;) 本当にゆるい山だったなぁ
なお、大洞山も三国山と同じく葉に遮られて景観は全くありません。
景色がいいわけでもないですし、大して疲れてもいないので休憩もそこそこに出発。
大洞山から先はやや勾配が出てきますが、それでも尚決してキツくはないゆるい登山道です。
周りの景色もここまでずっと広いブナの森ばかりですが、アザミ平という盆地のような場所までくると急に森が途切れ辺りが明るくなります。
日当たりも良く、水掃けもいい玉土。
そして季節も6月下旬なら、条件は揃ってるので、アレが生えてるはず・・・
下を向いて探し歩くこと1分。
やっぱりありました!
(  ̄´▽` ̄) シロバナヘビイチゴの実
普通のヘビイチゴは食べると不味い(ただし毒はない)のですが、シロバナヘビイチゴは非常に甘くて美味しい実です。
品種改良された市販の苺が甘さと酸味のバランスを考えられて作られたものだとすると、シロバナヘビイチゴは甘さに極振りしているように感じます。(もちろん酸味も少しあります)
ただ、1粒あたりが8mm以下と小さいので食べごたえはないのが残念ではあるのですが、種が硬くて食べにくいキイチゴ類と違い、シロバナヘビイチゴは種ごと食べられ、ぷちぷちとした種の歯ごたえもあって、個人的に大好きな草苺(野生の苺の総称)です。
(  ̄´▽` ̄) 毎年、親戚の私有山でいただいてます
例によって国定公園内なので採集することはできないので写真のみ。
お昼も近いので、目的地へと歩を進めます。アザミ平から目の前にそびえるのが目的地「立山」です。
立山の麓(アザミ平分岐)から立山までは、さすがに登り勾配になりますが、決して健脚ではない私の脚でゆっくり登って20分でした。
11:12山梨立山登山口(アザミ平分岐)
11:33山梨立山山頂
やはりここも展望景観はなく、相変わらずのブナの森に囲まれています。
面白みもなにもない山頂です。
地図で見る限りは南側に展望台があるようなので、そちらへ向かいます。
道中、立派なバラサンショウの木が花を付けていました。
ほどなく「須走立山展望台」と書かれた標識の向こうに森が開けます。
決して広くはなくベンチも何もない展望台ですが、ここまでの道中の景観からすれば開けている場所と言えます。
この日は曇っていたので見えませんでしたが、方角から察するに晴れていればこの方角に富士山がドーンと見えるのでしょう。
(  ̄´▽` ̄) うっすら富士山の裾野は見えるし
お昼はいつも通り、カップ麺とあんぱんで簡単に済ませます。
午後は来た道を戻ります。
道中の写真はありませんが、展望台を出発したのが12:25。
駐車スペースに到着したのが14:19でしたから、約2時間弱で到着したことになります。
往路は2時間強でしたので、往復で約4時間。ハイキングとしては程よいコースな気がします。
勾配もキツイ箇所や道迷いしてしまうような箇所はないので、体力にあまり自信の無い方や初心者さんでも歩ける山だと思います。
ただし、売店やトイレは近くに全くありませんので、登山口をくぐる前に事前に用を済ませておくことをおすすめいたします。
さて、山歩いてばかりじゃなくて、キャンプもしなきゃですね。
レザークラフトの新作も作らなきゃ・・・。
(  ̄´▽` ̄;) ここのところ在庫用の製品ばかり作ってるので
次のキャンプまではしばらくレザークラフト頑張ります。
ではまた (  ̄´▽` ̄)ノ
ひと口に「山」とか「林」といっても
植林されたまっすぐな杉の木の立ち並ぶ様を見慣れていると
落葉樹の繁る変化のある森は素敵に思えます
おっしゃるように、写真をみても「森歩き」なのどかさですね(*>艸<)
ちょいちょいと挟まれる野草の解説も勉強になります(`・ω・´)φ
しかしヘビイチゴの種類に、甘くて食べられるものなんてあったんですね
ちなみにDaisukeさんがわからない種類のキノコが
いたちにわかるはずもないので、ほかの有識者さんのコメントをお待ち下さい(笑
疑似森林浴を楽しませていただき感謝です(*´ω` 人*)
またキャンプやレザークラフトのお話も楽しみにしてますね!

北欧の森のように、ブッシュも勾配も無く奥まで見通せる森って憧れます。
流石にそこまで広大な森ではなかったですが、気温も湿度も上々でたっぷり森林浴できました。
ただブログ内では書いてませんが、実は大量の「ひぐらし」の大合唱がうるさかった!(  ̄´Д` ̄)
静かすぎる森はそれはそれで薄ら怖いですが、生命力あふれすぎてる山も過ごすには微妙です(  ̄´▽` ̄;)
これから夏本番になると1000m前後の低山では暑くて過ごしにくくなりますので、丹沢山塊メインの私は秋まで山登りの回数が減りますが、その分キャンプとレザークラフト頑張って行きたいですね。
