2017年06月08日
自分用にスマホレザーカバーを作ってみた・後編
おはこんばんにちわ。
Daisukeです。 (  ̄´▽` ̄)
さて、スマホカバー作成の続きです。
興味ある方は続きもどうぞ。
表の一枚革では味気ないので、裏打ち有りのデザインで作ります。
最後まで鹿革にするか豚革にするか迷いましたが、豚革特有の手触りと三点毛穴の雰囲気が作品にマッチしそうでしたので、ピッグスキンを使用することにしました。
0.8mmのピッグスキンをカバー寸法プラス10mmくらいで切り出し、芯材となる極薄いプラ板を包み込むようにして、カバーサイズに合うようにハミ出た部分を折り返して接着。
この時、可動部分となる真ん中部分は芯材をカットして取り除いておきます。
角の部分は革を折った時に重なった部分をナイフで削って均等な厚みになるよう調節します。
全ての角も処理して芯材を包み込むことができたら、前回作った表革と張り合わせ。
接着が乾いたら、縫い穴を開けます。
表側を染色する前に付けたグルーバー跡に沿って菱目を打っていき、単純に平縫いするだけ。
スティッチは#0だと太すぎる。縫い目を目立たせたいなら#1くらいが妥当でしょうか。
ポリエステル系の糸を使うようになってからというもの、めっきり使うことの少なくなった不良在庫の麻糸を糸棚から引っ張り出して、これで縫うことにします。
縫い上げが終わったらほぼ完成間近。
ストラップ用のハトメを打ちまして。
手持ちのスマホの型に対応する無地またはクリアケースを用意して、固定位置を仮決めします。
この時にカメラ&LEDライトの穴位置をトレースしてカット。
切り抜いた穴の断面をコバ染色剤と色落ち防止剤でコーティング。
素材と素材の隙間が目立つようであればシリコンコートするつもりでしたが、案外目立たなかったのでコバ処理とトップコートだけに留めました。
次いでケースをカバーと接着するわけですが、クリアケースを使う場合、接着剤塗布面がモロに見えてしまうので間に一枚シール(カッティングシート)を挟んで接着剤面の目隠しとします。
白や黒の不透明系ケースを使うのであればこの作業はいりません。
あとはニートフットオイルでフィニッシュ。
カバーを固定するベルトをボタン式にするか、マグネット式にするか、それともフック式にするか、最後まで迷ったのですが結局迷うくらいなら無しにしちゃえってことで、潔くベルトレス。
オイルが馴染むのを待ったら、これで完成となります。
↑表面
↑裏面。見よう見まねのぼかし染め。欲を言えばもう少し明度差を付けたかった。
↑右下に禅問堂のロゴ焼印
↑スマホ込で厚み18mm
↑固定ベルトが無い分、背のメリハリが大事
↑元々独特の模様(毛穴)を持ってる豚革を内張りに
細かい不満箇所はあるものの、染めも上手くできましたし、おおむね満足。
しばらくは、自分のスマホカバーとして使うことにします。
それでは次の製作物の作成作業に入ります。
ではまた (  ̄´▽` ̄)ノ
裏をピッグスキンにしたのはかなりかっちょいいですね。.:*・'(*゚ω゚*)'・*:.。
それに潔いベルトなしはスッキリしていて新鮮です
ぼかし染めも主張し過ぎずにいい雰囲気を出していると思います(*´ω` *)
いたちもこの前後編を参考に自分用にケース作ろうかなぁ
……でも装飾技術も道具もないので表面がのっぺりしてしまいそうです(´・ω・`)
良いものを見せてもらい、ありがとうございましたヽ(=´ω`=)ノ

ベルトレスのおかげでタイトなポケットに入れていても引っかかることなく出し入れできて、我ながら気に入っています。
今回は私のブログにしては珍しく、製作の流れをブログにしましたが、なんだかちょっと消化不良。
本当はHowTo系記事ならyoutube等の動画の方が作り手の細かい技法なども分かっていいのでしょうけど、どうも動画は苦手で・・・。
ともあれ、いたちさんの制作意欲を掻き立てられたなら幸いです。
