ボロボロの和斧をメンテナンスしてみる・1

禅問堂(Daisuke)

2018年05月14日 20:30

おはこんばんにちわ。

Daisukeです。 (  ̄´▽` ̄)


近所のご高齢な農家の方から詳細不明な和斧を譲っていただきました。


錆びサビ&ぼろボロなので、このままでは使えません。
私自身初めての挑戦になりますが斧のメンテナンスをDIYでしてみたいと思います。




※この記事は4/26にBushCraftInc.さんのブログ記事で私が書かせていただいた内容と重複します。
状態をよく見てみる

まずは現状確認。


ヘッドは深く錆びが進行してますね。



ハンドルネックにも見事にクラックが入ってますので、このまま振るのは危険すぎます。



刃も目に見えて大きく刃こぼれしてますので修正が必要です。



酷い状態ではありますが、いずれも修復はできそうです。


現状から見て、やることは大きく以下の3つ。


・ヘッドの錆落し
・ハンドルの交換
・刃の修正


まずはヘッドの錆落しから取り掛かります。



斧頭の錆落しから取り掛かる


古くなっているとはいえ斧頭にしっかり食い込んだ柄はそう簡単には抜けませんので、斧首付近ぎりぎりのところで切り落とし。



切り落とした斧頭を万力に挟んで残った柄の残滓を適当な木っ端を宛がって叩き出しました。



浅い錆びならヤスリ磨きで対処しようかとも思いましたが、観察すると結構な深錆びのようなのでクエン酸溶液に漬け置くことにしました。



50度くらいのぬるま湯約1リットルにクエン酸を約100g弱溶かして、先ほど取り出した斧頭が浸けます。


この状態でだいたい24時間くらい放置。



翌日には溶液は真っ黒。


斧頭も真っ黒なぬるぬるにコーティングされてます。


それを水洗いすると中から錆びが取れ、鈍色になった斧頭ができあがります。
少し錆びは残ってますけど、概ね深い錆びも取れているので良しとします。



高炭素鋼のようですので、この状態だとまたすぐ錆びてしまいます。
ひとまず刃物用の椿油を表面に塗布しておきます。


さて、次はハンドルの加工に取り掛かりますが続きは次回。


 


 


ではまた  (  ̄´▽` ̄)ノ




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