2017年12月04日 20:30
おはこんばんにちわ。
Daisukeです。 (  ̄´▽` ̄)
実用性うんぬんは別にして、サルノコシカケとオリーブオイルを使って行燈(あんどん)型ランプをやってみました。
サルノコシカケってキノコ、名前くらいは聞いたことあるでしょうか。
山に限らず街路樹にだって生えてる神出鬼没なキノコです。
サルノコシカケと一口に言っても種類は沢山あって、いずれも食用には向きませんが、毒は無く、一部の種類のサルノコシカケは精製すると良質な漢方薬にもなるそうです。
知人の持ち山にいい感に皿型のサルノコシカケが生えてたので、採取の承諾を得た上で、今回はこれを使って以前から機会があればやってみたいと思っていたキノコ行燈に挑戦してみます。
サルノコシカケには色々種類がありますが、ランプに使うなら触ってみて外皮が硬い物がいいと思います。
今回は下写真の平たいタイプでやってみます。
(  ̄´▽` ̄) 外皮を強めにデコピンしてみて割れなければ大丈夫なはず
ちなみに(既に少し削り加工しちゃってますが)裏はこんな感じ。
硬いスポンジのような構造と感触です。
キノコの裏面をお皿にしていくようなイメージで外皮まで貫通しないようにナイフで削っていきます。
この作業、簡単なようで意外に時間がかかります。
ある程度オイルが入るための窪みができたら、オリーブオイルを注ぎます。
理屈上ではサラダ油でもできるはずです。
キャンプに来ているなら何かしらの食用油は持ってきてますよね。
1,2分待ってオイルがこぼれないように底(外皮側)を見てオイルが漏れてなければほぼ完成。
(  ̄´Д` ̄) 漏れてたら新しいキノコでお皿作りを最初からやりなおし
次は行燈の芯。
何を利用するかは色々方法はありますが、今回は芯もキノコでやります。
キノコで作るランプにこだわるので今回はアマドゥという昔の人が火打石の火口にも使ったと言われるサルノコシカケの一種である釣鐘茸(つりがねだけ)の中身を乾燥させた物を使います。
某所の店名「アマドゥ」は全く関係ありませんが、フライフィッシングされる方が使われる「アマドゥ」を思い描いたのであれば正解です。
元は、朽ちた白樺にのみ生えるお椀状のサルノコシカケ(釣鐘茸)が原料になっているものです。
今回私が用いたのは、釣り具として販売されている物ではなく、とあるブッシュクラフターさんに分けていただいたアマドゥ。
アマドゥを細長くちぎって行燈の芯とします。
もちろん最終的には燃えちゃいますので、そのつもりで。
(  ̄´Д` ̄) 市販品は少量でも結構いいお値段しますので燃やすの勿体ない気がする。
先ほどのキノコ皿に注いだオイルをしっかりアマドゥに吸わせます。
しっかり浸ればアマドゥは黒くなります。。
オイルを吸わせた芯役のアマドゥの片側がオイル溜まりに浸るようにして反対側を皿の外に出し、先端に火を付けます。
(  ̄´▽` ̄) 私はブッシュクラフターではないので、文明の利器(ライター)使っちゃいます。
火が芯に乗ったら成功です。
今回のランプの燃費は約10ccのオリーブオイルで約1時間でした。
※芯のサイズにより燃費は変わります。
芯が程よくオイルを吸い上げて灯し続けてくれますので、オイルを継ぎ足せば芯は燃え尽きることはありません。
なお、このランプ。焼きシイタケのような非常に美味しそうな匂いがします。
考えてみればキノコと食用油の組み合わせですし当然といえば当然ですが。
ただし実用面では、想像にも易いように風防もリフレクターもなにもありませんので風に弱く、火力調整もできない原始的なランプです。
しかしながらサルノコシカケとオリーブオイルだけランプが作れますので、レクリエーション的にやってみるのもおもしろいかもしれませんね。
ではまた (  ̄´▽` ̄)ノ