焼山~袖平山ソロハイキング+おかわり

禅問堂(Daisuke)

2017年11月24日 20:30

おはこんばんにちわ。

Daisukeです。 (  ̄´▽` ̄)



ここのところ休日の度に丹沢山塊ハイキングが続いてます。
11月19日。この日も裏丹沢、焼山から登り袖平山を踏んだら戻ってくるコース計画で歩いてきました。


先日のブログの冒頭でも述べましたがハイキングレポは私の備忘録なのでだらだらと長いブログ記事になりますがご容赦ください。




※焼山山頂展望台からの展望

2017年11月19日、晴。青野原登山口~焼山

この日はソロハイキング。
地図上で計画する分には歩行予定距離が19Kmの長丁場ですので、またしても日の出と同時の登山開始となります。


(  ̄´▽` ̄) 日の出と言ってもこの季節は日照時間午前6時回ってますけど


下写真、国道413道志道からの撮影。真正面に見える山が焼山で、目指す袖平山はその裏になりますのでここからでは見えませんね。ちなみに焼山は国道413道志道の神奈川県寄りを車やバイクで通ったことがある方の多くがご利用されたことがあるであろうセブンイレブンの裏側にある山です。



焼山付近は駐車場が無いのですが、夏場の短い期間しか運営してないとある穴場的なキャンプ場の無人有料駐車場を使わせていただきます。


(  ̄´Д` ̄) この写真だけでどこのキャンプ場か分かったら道志エリアキャンプ場マニアです。



登山口の道中にある諏訪神社前で手を合わせて山行の無事を祈ります。

(  ̄´▽` ̄) 神社やお寺、祠があったら必ず「お邪魔します」と神様にごあいさつ



神社から少し先。焼山への案内板通りに歩けば道迷いはありません。
車道はここまで。Googleストリートビューもここまで。(2017年現在)
まだ登山口ではありません。地元の農家さんや猟師さん達が使う農道を歩きます。




途中、蛍光オレンジ色のベストと帽子のハンティングウェアを身に着けたおじいさんに会いました。
もう猟期に入っていますので、山ではしばしば猟師さんをお見かけします。


軽トラックで下写真のゲートから登って行かれましたが、普段は閉まってるのかな?



さあ、ここからが登山口です。
じめじめした地面。地形や土質から察するに通年こんな湿度なのでしょう。



なお、焼山と隣の黍殻山は春~初秋に登ろうとすると高確率で山ヒルに群がられます。


紅葉シーズンからゴールデンウィーク前までは山ヒルは動きません(いるにはいる)ので、丹沢の山ヒル生息エリアを安心して歩くにはこの季節しかありません。


(  ̄´▽` ̄) だからこそ、寒くなった昨今連続して丹沢の東側をハイキングしてるのですが



湿った土の道は長く続かず、すぐに石畳みの道になります。
V字に切れ込んだ溝の底に石を敷き詰めような道で、両側は針葉樹林帯なので日照があっても非常に暗い。



それでも朝日が山の稜線から覗くと変り映えしない針葉樹林も綺麗ですけどね。



思い出したように所々に現れる標高の低い位置の広葉樹林帯は季節外れの紅葉。
紅葉しているのはここ(標高500m付近)だけで、ここから先の広葉樹はもう葉が落ちてます。




焼山までの距離は3.3Kmと短いものの、その間に絶えず700m高度を上げ続ける道。
危険個所は無いものの、延々と上り坂が続きます。


地元の小学校の遠足で焼山に登るという話を聞いたことがありますが、運動が苦手な子とかはこれ登らされたら山嫌いになるんじゃなかろうか。
なんてことを考えながら、落ち葉踏みしめ歩いてました。


(  ̄´▽` ̄;) 私は子供の頃、運動嫌いでした・・・。



標高1000m。山頂手前で分岐点です。
どちらに行っても同じ場所に出ます。
先を急ぐなら山頂に行く必要はありませんが、ピークハントするなら頂上方面へ。



葉が落ち切ったダケカンバの樹林帯を登ると鈍く光る建造物が。
山頂に設置された展望台ですね。ここが焼山山頂です。





せっかくですので、展望台に登ります。
でも実は私、この手の展望台苦手なんです。


(川 ̄´▽` ̄) 柵のない痩せ尾根とか平気なのに、人工の展望台怖い・・・。


でも頑張って登りました。

東側。宮ケ瀬湖とその向こうに仏果山。左の街並みは相模原ですかね。



北東側。八王子方面。写真だと分かり辛いんですが、埼玉通り越して茨城は筑波山までうっすら見えてます。



南側、西側は残念ながらこんな感じで木が邪魔してなにも見えません。



焼山のいわれ。
ふむ。植林帯が多いのは山焼きのなごりなのかも?



さて、ここまでまだ3時間も歩いてませんので、休憩は無しで山行を続けます。

(  ̄´▽` ̄;) 歩きを止めると寒いのです。



焼山~黍殻山(きびがらやま)~姫次~袖平山

往路の予定行程9.5Kmの内、3Km少々しか来てないのですが高度的にはもう3分の2は上がってきていますので、残りはなだらかな道のはず。


事実、ほぼアップダウンの無い歩きやすい登山道をペースを上げて歩行できます。
しかもここからは葉の落ち切った広葉樹林帯ですので、とても気持ちのいい明るい森歩きです。




調子よく歩いていると黍殻山への分岐点が。
焼山の分岐点と同じように山頂を踏むためだけの分岐路のようです。



ここだけ痩せ尾根。
偏屈な道は今回の道程でここだけでした。



先ほどとはまた違う建設物が見えたらそこが黍殻山頂上。



展望は360度ありません。ベンチもありません。
木々の隙間からちょっぴり宮ケ瀬湖が見える程度です。



頂上にある建造物は雨量観測機らしい。



特に何がある山でもないので、そのまま姫次へ向かいます。


道中、水場分岐が出てきます。ちょろちょろと水音は聞こえるものの、どこから水が出ているのか分からない。
丹沢山塊を歩いているとたまにこういう場所がありますが、今のところ途中の水場で補給が必要なハイキングをしたことがないので、ここに水場があるということだけ頭の隅に留めておくだけにします。



ヒルはまだ我慢できますが、マムシは嫌だなぁ。
季節が季節なので今日は大丈夫だろうけど、どちらもいそうな箇所に心当たりがあるだけに私にとっては現実味があります。



登山道から一段反れたところに見える黍殻山避難小屋。
往路ではスルー。復路で使わせてもらうつもりです。



姫次が近くなるといつもの木道が出てきました。
標高も1400mで日差しはあっても気温は低い。
霜柱も立ってますね。




道志道を平行して連なる山の稜線(一部例外あり)を「東海自然歩道」といいますが、その最高標高地が姫次手前のここらしい。標高1433m。



松と笹の平坦な森を抜けたら・・・



姫次到着です。
あ、富士山見えてる。



実は当初の予定ではここでIターンして戻る予定だったのですが、まだ時間にも体力にも余裕があったのでノンストップで隣(約700m先)の袖平山まで足を延ばします。
僅かな区間ですが、登って下ってを2回ずつ繰り返す稜線歩き。
過去何回か通ってる道ですが、ここから見える神奈川県最高峰蛭ヶ岳はいかにも「山」って感じの存在感です。
頂上に山荘も見えますね。


(  ̄´▽` ̄) 少し曇が出てエンジェルラダー越しの蛭ヶ岳が見えました



15分もかからず袖平山。
ベンチと共に登山道に掲げてあるこの標識。
一見すると山頂と思ってしまいますが、実はここは山頂ではありません。



山頂は松林の奥、ススキの群生地の中にあります。




(  ̄´▽` ̄) ほらね? 夏はブッシュが濃くて来にくい。



歩き始めから4時間。とりあえずは目的地まで来れたのであとは引き返すだけです。



袖平山からIターン

袖平山まで来て時刻はまだ10時。
空腹は感じているもののお昼にはまだ早い。


少し悩んだ末に途中にあった黍殻山避難小屋まで休憩なしで戻ることにしました。


黍殻山避難小屋までは約1時間。11時には到着です。






景色のいい場所で昼食にしなかった理由は二つあって、一つは若干風が出てきたので休憩中に身体が冷えるのを避けたかったという事。
そして、もう一つはコレです。



山荘はともかく常駐管理人のいない避難小屋でトイレがあるのはとてもありがたい。


汲み取り和式ですし、ルール上トイレットペーパーの使用はできませんので制約はありますが、無いよりはマシです。



手を持参しているアルコールシートで消毒した後、いつものセット(カップ麺・菓子パン・インスタントコーヒー)で昼食という名のエネルギー補給を済ませ、山行を続けます。

往路ではピークハントしたために通過しなかったなだらかな迂回道は有刺鉄線の鹿柵フェンスが自然の猛威により薙ぎ倒されていました。
幸い道だけは処置済みでしたので通過には問題なし。



ここのところのハイキングで下りの歩き方が今の自分の課題だと痛感していたのですが、無意識のうちに何かコツを掴んだのか、自分の中では早いタイムで、且つ足に痛みが出ることもなく下山予定時刻よりも1時間半早く登山口まで戻ってきました。
終始天気も良くて気持ちのいい山行でした。ここまで歩行距離約19Km、標高差約1200mは歩いているのに物足りないくらいです。


(  ̄´▽` ̄) 予定では9時間山行のはずだった。



体力にも気力にも余力がある。
足も痛くない。
時間も残ってる。
天気も上々。


(  ̄´ー` ̄) ・・・行くか。おかわり。



まさかの「おかわり」ハイキング

ここまで好条件が揃っているのです。
お気に入りの山へ行きたくなりました。

(  ̄´▽` ̄) 本当に予定してなかった。

道志道を山梨方面へ走らせること1時間。
今歩いてきた焼山が裏丹沢『東の端』だとすれば、移動した先は『西の端』。


やってきました三国峠。
以前にも私のブログで何度か登場した場所です。



時刻は15時。狙った通りの時間です。


ドライビングシューズから登山靴に履き替えて早速登ります。



三国峠駐車場から歩き始め5分。
ほら、もう良い予感しかしない。




登ること15分。駐車場からの高低差150m、歩行距離は520m。
8度目の明神山(鉄砲木ノ頭)です。





ここでコーヒーを飲みながらサンセットを待ちます。



車道に面しているこの山の中腹のパノラマ台は富士山を撮影したいアマチュアカメラマンの車でいつも一杯で、車道の脇も三脚構えた人だらけですが、いい絵が撮りたいならここまで上がってくればいいのにと来る度に思う。




残念ながらこの日は思ったような夕焼けにはならず日の落ちる位置も微妙でしたが、そこそこ綺麗な絵は撮れましたので良しとしましょう。



16時過ぎには下山して、おかわり分も終了です。


本日は天気も体の調子も上々で終始気持ちいい山行でした。
たまにはこういう恵まれた日があってもいいですよね。


 


 


ではまた  (  ̄´▽` ̄)ノ




関連記事